30秒でわかる要点
動画字幕を自動生成する主要ツール: VexaScribe (99言語・SRT/VTT/TXT・30分無料), Notta (日本語特化・月120分無料), Vrew (動画編集+字幕統合・長尺向け), CapCut (無料・ショート動画向け), TurboScribe (無制限プラン安い), YouTube Studio (自動字幕・完全無料・精度低)。Premiere/Final Cut/DaVinci Resolve は SRT の読み込みに対応。日本語精度は Whisper 系で 88-93%。
字幕 vs 文字起こし — 何が違うか
「字幕」と「文字起こし」は似ていますが、目的とフォーマットが違います。
🎬 字幕 (Subtitle)
動画に同期して表示するテキスト。SRT/VTT 形式。
タイムスタンプが厳密 (「00:03:15 → 00:03:18: こんにちは」)。動画編集ソフトに読み込んで動画に焼き付け (ハードサブ) または字幕トラック追加 (ソフトサブ)。
📝 文字起こし (Transcript)
動画・音声の内容をテキストのみで書き起こしたもの。TXT/DOCX 形式。
動画同期不要、記事・議事録・研究資料として使う。タイムスタンプは省略または段落単位。
8ツール比較表 (2026-07 検証済み)
| ツール | SRT | VTT | TXT | JP 精度 | 無料枠 | 料金 (2026-07) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| VexaScribe | ◎ | ◎ | ◎ | ~88-93% | 30分 | US$2/月〜 | 99言語 · 5GB 大ファイル |
| Notta | ◎ | ◎ | ◎ | ~90-93% | 月120分 | ¥1,317/月〜 | 日本語特化 |
| Vrew | ◎ | ◯ | ◎ | ~88-92% | Free 版あり | プランあり | 動画編集+字幕統合 · 無音カット |
| CapCut | ◎ | △ | ◎ | ~85-90% | 無料 | Pro ¥800/月〜 | ショート動画特化 · TikTok 系 |
| TurboScribe | ◎ | ◎ | ◎ | ~92-94% | 3ファイル/日 | US$10/月 無制限 | Whisper large-v3 · 大量向け |
| YouTube Studio | ◎ | × | ◎ | ~60-75% | 完全無料 | 無料 | YouTube 動画のみ · 精度低 |
| Canva | △ | × | ◎ | ~85-90% | 制限あり | Pro ¥1,180/月〜 | デザイン豊富 |
| Rimo Voice | ◎ | ◎ | ◎ | ~93-95% | なし | ¥22/分従量 | 日本語特化 · 高精度 |
◎ = 完全対応、◯ = 対応、△ = 制限あり、× = 非対応。精度は Whisper 論文 + 各ベンダー公表値ベース (信頼度: 中)。料金は 2026年7月21日 確認。
SRT/VTT/TXT — フォーマット解説
字幕のファイル形式で、どのソフトが何に対応するかを整理しました。
📄 SRT (SubRip)
最も一般的な字幕形式。テキストとタイムスタンプのシンプル構造。
対応: Premiere Pro, Final Cut Pro, DaVinci Resolve, CapCut, Vrew, YouTube, TikTok, Instagram (アップロード時変換), Netflix / Amazon 系動画配信 (審査あり)。動画編集ソフトに読み込む場合は SRT が最も安全。
🌐 VTT (WebVTT)
Web 標準の字幕形式。HTML5 video タグで直接表示可能、スタイル指定 (色・位置・フォント) も可能。
対応: HTML5 video プレイヤー全般、YouTube、Web 動画配信サイト、一部の動画編集ソフト (Premiere Pro など)。Web サイトに埋め込む動画には VTT。
📝 TXT (プレーンテキスト)
タイムスタンプなしのプレーンテキスト。動画字幕には向かないが、文字起こしとして活用可能。
用途: 記事化、議事録、研究資料、SNS 投稿の下書き、ChatGPT に貼り付けての要約など。動画字幕には SRT/VTT を使う。
プラットフォーム別 字幕ワークフロー
🎥 YouTube に字幕をつける方法
- VexaScribe / Notta / Vrew で動画の SRT ファイルを生成 (Whisper 系で 88-93% 精度)
- YouTube Studio → 対象動画 → 字幕タブ
- 「言語を追加」→ 日本語 (他言語も追加可能)
- 「字幕を追加」→「ファイルをアップロード」→ SRT を選択
- タイミング・翻訳設定を確認して保存
YouTube 自動字幕 (無料) は日本語精度 60-75% と低いため、事前に高精度な SRT を作成する方が編集時間を大幅に短縮できます。
📱 TikTok / Instagram Reels に字幕をつける方法
2つのアプローチ。
方法1: アプリ内蔵の自動字幕 (簡単・無料)
TikTok: 編集 → 字幕 → 自動生成。Reels: 編集 → ステッカー → 自動字幕。日本語対応。編集の自由度は限定的。
方法2: 事前に高品質字幕を作成 (プロ向け)
CapCut または VexaScribe で SRT を生成 → 動画に焼き付けて (ハードサブ) TikTok/Reels にアップロード。字幕の位置・色・アニメーションを制御可能。ショート動画で差別化したい場合はこちら。
🎬 Premiere Pro / Final Cut / DaVinci Resolve のワークフロー
Adobe Premiere Pro
「ファイル」→「読み込み」→ SRT を選択。または内蔵の「音声からキャプション」機能 (2022+) で自動生成 (日本語対応、精度は Whisper 系より若干劣る)。字幕のスタイル (色・フォント・位置) はキャプション パネルで編集可能。
Final Cut Pro (10.4.1+)
字幕トラックに SRT をドラッグ&ドロップで読み込み可能。タイムラインで直接編集、Roles で字幕言語ごとに管理。CapCut / Vrew で編集した動画を Final Cut に持ち込む場合は SRT 経由が推奨。
DaVinci Resolve
Studio 版 (¥33,000 買い切り) で自動字幕生成対応 (Whisper 系より精度低い場合あり)。Free 版は SRT の読み込みのみ。VexaScribe / Notta で高精度 SRT を生成 → 読み込みが最も柔軟。
用途別おすすめ
📱 TikTok / Reels ショート動画 (60秒以内)
→ CapCut または アプリ内蔵字幕 — スマホで完結、無料、字幕スタイル豊富。
🎥 YouTube 長尺動画 (10分以上・解説動画)
→ Vrew (動画編集+字幕統合) または VexaScribe → YouTube Studio に SRT アップロード
📢 セミナー・ウェビナー動画 (2時間以上の長尺)
→ VexaScribe (5GB 対応) または TurboScribe — 大ファイル対応が有利。
🎬 プロ向け動画編集 (Premiere/Final Cut/DaVinci Resolve 使用)
→ VexaScribe / Notta で SRT 生成 → 編集ソフトに読み込み — Whisper 系の方が編集ソフト内蔵より精度が高い。
🌐 多言語字幕 (英語動画に日本語字幕など)
→ VexaScribe (英字幕生成) + DeepL (翻訳) または Notta Pro の自動翻訳字幕
💰 予算ゼロ・YouTube 動画のみ
→ YouTube 自動字幕 → 手動編集 — 精度は低いが完全無料で完結。
🎯 日本語特化・高精度重視
→ Rimo Voice (¥22/分) または Notta Business — 日本語モデル最適化で若干高精度。
よくある質問
動画に字幕を自動生成する一番簡単な方法は?
3つの選択肢があります: (1) YouTube Studio の自動字幕 — 完全無料、YouTube にアップした動画に自動生成される。編集不可なわけではないが、日本語精度は 60-75% と低め。(2) 動画ファイルを VexaScribe / Notta / Vrew にアップロード → SRT/VTT/TXT でエクスポート → 動画編集ソフトに読み込み。(3) CapCut / Vrew / Premiere Pro などの動画編集ソフト内の自動字幕機能を使う (編集と字幕生成を同じソフトで完結)。用途で選択。
SRT と VTT の違いは?
どちらも字幕ファイル形式ですが対応先が違います。<strong>SRT (SubRip)</strong>: 最も一般的、Premiere Pro/Final Cut/DaVinci Resolve/CapCut/Vrew/YouTube 全て対応、テキストのみのシンプル形式。<strong>VTT (WebVTT)</strong>: Web 動画向け、HTML5 video タグで直接表示可能、スタイル指定 (色・位置) が可能、YouTube・HTML5 プレイヤー対応。動画編集ソフトに読み込む場合は SRT、Web サイトで直接表示する場合は VTT を選択。
自動生成された字幕の日本語精度はどのくらい?
Whisper large-v3 ベースのツール (VexaScribe, Notta, Vrew, TurboScribe) で 88-93%。YouTube 自動字幕は 60-75% と大きく劣り、実務では使い物にならない場合が多い。専門用語・訛り・複数話者・BGM ありの動画は精度がさらに 10-15% 低下します。字幕は Whisper 系ツールで生成 → 動画編集ソフトで微修正、が現実的なワークフロー。
YouTube に自動字幕をアップロードする方法は?
手順: (1) VexaScribe / Notta で動画から SRT ファイルを生成、(2) YouTube Studio → 対象動画 → 字幕タブ、(3) 「言語を追加」→ 日本語 (または対象言語)、(4) 「字幕を追加」→「ファイルをアップロード」→ SRT を選択、(5) タイミング・翻訳ありなしを選択して保存。YouTube 自動字幕を使うより、事前に高精度な SRT を作成してアップロードする方が編集時間を大幅に短縮できます。
TikTok や Instagram Reels に字幕を付ける方法は?
TikTok と Reels は動画アプリ内で撮影・編集する場合、内蔵の自動字幕機能があります (TikTok: 編集 → 字幕、Reels: 編集 → ステッカー → 自動字幕)。日本語対応、無料。編集の自由度は限定的。高品質な字幕が必要なら別途 CapCut や VexaScribe で SRT を作成 → 動画に焼き付けて (ハードサブ) TikTok/Reels にアップロードする方式が一般的。ショート動画向けは字幕の位置・色・アニメーションも重要な要素です。
Premiere Pro / Final Cut Pro / DaVinci Resolve で字幕を扱う方法は?
3ソフト共に SRT/VTT の読み込みに対応。<strong>Premiere Pro</strong>: 「ファイル」→「読み込み」→ SRT を選択、または内蔵の「音声からキャプション」機能 (2022+) で自動生成可能。<strong>Final Cut Pro</strong>: 字幕トラックに SRT をドラッグ&ドロップで読み込み可能 (10.4.1+)。<strong>DaVinci Resolve</strong>: 「Studio」版で自動字幕生成、Free 版は SRT の読み込みのみ対応。VexaScribe / Notta で SRT を生成 → 各ソフトに読み込むワークフローが精度・柔軟性の両面で優位。
CapCut と Vrew の違いは?
<strong>CapCut</strong> (ByteDance/TikTok): 動画編集ツール、自動字幕機能付き、無料、TikTok/Instagram 向けショート動画に最適化。日本語対応・多言語対応。字幕のアニメーション・スタイル種類が豊富。<strong>Vrew</strong> (Voyager X): 動画編集 + 自動字幕統合、無音カット・不要部分自動削除機能、日本語 UI 完備、無料版と有料版あり。長尺動画 (10分以上) では Vrew の編集効率が高い。ショート動画中心なら CapCut、長尺の解説動画やインタビュー動画なら Vrew。両方無料版があるので試して選ぶのが実用的。
字幕生成の料金はどのくらい?
無料オプション: YouTube Studio (自動字幕、精度低)、CapCut (無料版で自動字幕対応)、Vrew Free、VexaScribe 30分無料、CLOVA Note (月300分無料)。有料オプション: VexaScribe $2〜$20/月 (200分〜6000分)、Notta ¥1,317/月 (720分)、TurboScribe US$10/月 無制限、Rimo Voice ¥22/分従量。100本ある動画などの大量処理は VexaScribe Basic ($5/月, 1000分) が最もコスパが良い。単発の動画なら無料枠で足りることが多い。
字幕に話者名を入れる (発言者ラベル) は可能?
はい、Whisper ベースのツールが対応: VexaScribe, Notta, LINE WORKS AiNote, Rimo Voice で話者分離 (speaker diarization) が有効になった場合、字幕に「話者1: 」「話者2: 」などのラベルが自動付与されます。編集画面で実名に変更可能 (「田中: 」など)。SRT/VTT エクスポート時にも保持されます。話者分離精度は 2〜3人のクリア音声で 90-95%、複数話者や重なり発話で 70-80% に低下。
動画の字幕を英語→日本語に翻訳する方法は?
3つの方法: (1) VexaScribe で英語動画を英字幕生成 → DeepL/Google 翻訳で SRT テキストを翻訳 → 日本語 SRT を動画に再度適用。(2) Notta の自動翻訳字幕機能 (Pro プラン以上) を使う。(3) YouTube 動画なら YouTube 自動翻訳字幕機能で日本語表示可能 (精度は元字幕依存)。より高品質な翻訳字幕が必要なら (1) の方法で DeepL の翻訳品質を活用するのが最も自然。
VexaScribe で動画字幕を生成する
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