AI文字起こし — ChatGPT で本当にできる? 精度・料金・おすすめツール (2026)

「ChatGPT で音声を文字起こしできる?」と迷っている方への 2026年時点の実際の答えを解説。ChatGPT Plus の「記録モード」(2025年6月ローンチ) の実力、OpenAI Whisper large-v3 の日本語精度、Whisper ベースの実用 8ツール (VexaScribe, TurboScribe, MacWhisper, Notta ほか) を徹底比較。2026年7月21日検証。

30分無料 · カード不要Whisper large-v399言語対応

対応フォーマット

MP3M4AWAVMP4OGGFLAC
2026年7月21日 検証済み

30秒でわかる要点

無料 ChatGPT では音声ファイルを直接文字起こしできません (テキスト専用モデル)。有料 ChatGPT Plus ($20/月) 以上の「記録モード」(2025年6月〜) で会議録音の文字起こしが可能。実用的には Whisper large-v3 ベースの専用ツール (VexaScribe, TurboScribe, MacWhisper, Notta, Rimo Voice) が精度・速度・料金で優位。日本語精度は Whisper large-v3 で 92-94%。

ChatGPT で音声文字起こしはできるか — 実際の答え

「ChatGPT で音声ファイルを文字起こしできる?」という質問への 2026年7月時点の実際の答えです。

❌ 無料 ChatGPT (Free) では不可

無料版 ChatGPT はテキスト専用モデルで、音声ファイル (MP3/M4A/WAV) をアップロードして文字起こしする機能はありません。Voice Mode (音声対話) はありますが、これは対話用途で「1時間の録音ファイルを一括で文字起こし」できません。

✅ ChatGPT Plus (Team/Enterprise) の記録モード — 可能

2025年6月にローンチした「記録モード」で、有料プラン ($20/月〜) の会議録音・文字起こし・要約が一体化できます。ブラウザ拡張機能とモバイルアプリ経由。内部で Whisper large-v3 を使用しているため精度は Whisper 系ツールと同等 (日本語 ~92-94%)。

✅ OpenAI Whisper API — 可能 (開発者向け)

openai.com/api で API キーを取得し、Python/JavaScript から Whisper API を直接呼び出せます (2026年7月 $0.006/分)。実装コスト・UI 開発・エラー処理が必要なため、非開発者は Whisper ベースの SaaS を使う方が速い。API 用途は大量バッチ処理 (月 10,000分以上) や自社製品組み込みなど。

✅ Whisper ベースの専用 SaaS — 推奨

VexaScribe, TurboScribe, MacWhisper, Notta, Rimo Voice などが OpenAI Whisper (large-v3) を内部で使用。ChatGPT より業務用途に最適化: 話者分離、TXT/DOCX/SRT エクスポート、検索可能なアーカイブ、チーム共有機能あり。月に会議録音が複数ある業務ならこちらが実用的。

ChatGPT vs 専用 AI 文字起こしツール

どちらが自分に合うか、機能とユースケースで比較しました (2026年7月確認)。

機能ChatGPT Plus (記録モード)Whisper ベース SaaS (VexaScribe/Notta 等)
日本語精度~92-94% (Whisper large-v3)~92-95% (Whisper large-v3 / 日本語特化ツールでやや高い)
話者分離限定的◎ (LINE WORKS AiNote が業界最高)
料金$20/月 (ChatGPT Plus)$2/月 (VexaScribe) 〜
エクスポート形式TXT (コピペ)◎ TXT/DOCX/SRT/VTT/PDF
会議ボット (Zoom/Meet/Teams)×◎ (VexaScribe Pro, Notta, tl;dv)
アーカイブ・検索
チーム共有Team プラン以上◎ 全ツール標準
AI 要約 + Q&A◎ ChatGPT の強み◎ Notta Brain, VexaScribe AI Chat

結論: ChatGPT Plus を既に契約していて、要約・チャットも同じ UI で完結したい月 5-10 本以下の会議録音なら記録モードで十分。月に頻繁な業務会議・話者分離・エクスポート・アーカイブが必要なら専用ツールが優位。

Whisper とは — ChatGPT/OpenAI との関係

「Whisper」は OpenAI が 2022年に公開・2023年に large-v3 をリリースした音声認識モデルです。オープンソース (MIT license) で、GitHub で誰でも入手可能。ChatGPT の音声機能・記録モード・API はすべて Whisper (最新は large-v3) をベースにしています。

Whisper large-v3 の日本語精度

Whisper large-v3 を使う 3つの選択肢

  1. SaaS 経由 (最も簡単): VexaScribe, TurboScribe, MacWhisper など、Whisper を内部で使う SaaS を使う。UI・保存・エクスポート機能付きで即戦力。
  2. Whisper API 経由 (開発者向け): OpenAI API から Whisper を呼び出す。$0.006/分。自社製品への組み込みや大量処理向け。
  3. Whisper local (完全無料・機密向け): PC に Python + ffmpeg + whisper パッケージをインストールして完全オフラインで動作。GitHub の openai/whisper リポジトリから入手。完全無料・無制限・データ外部送信ゼロ。

Whisper ベース 8ツール比較 (2026-07 検証済み)

OpenAI Whisper (最新 large-v3) を内部で使う主要 8ツール。用途で選ぶための基本情報を整理しました。

ツール料金 (2026-07)無料枠日本語精度話者分離会議ボット特徴
VexaScribeUS$2〜$20/月30分~92-94%◎ (Pro 以上)99言語・5GB 大ファイル
TurboScribeUS$10/月3ファイル/日~92-94%×無制限プラン安い
MacWhisper$60 一回Free 版あり~92-94%×Mac 完全ローカル
Notta¥1,317/月〜月120分~93-95% (公称)日本語特化
Rimo Voice¥22/分従量なし~94-95% (公称)日本語特化・AI 議事録強い
LINE WORKS AiNote要問合せ月300分~92-94%◎◎ 業界最高話者分離最強・企業向け
CLOVA Note完全無料月300分~92-93%個人無料・スマホ中心
Whisper local無料無制限~92-94%要別途設定×完全ローカル・Python 必要

精度は OpenAI Whisper 論文 + Open ASR Leaderboard 準拠。日本語特化ツールの精度は自社発表ベース (独立ベンチマークではない、信頼度: 中)。

用途別おすすめ

🤖 既に ChatGPT Plus 契約中・月 5-10本の会議録音

→ ChatGPT 記録モード — 追加コストなし、要約・チャットも同じ UI で。

💼 業務利用・月 10本以上・話者分離必須

→ VexaScribe Pro ($10/月) または Notta Business — 会議ボット・アーカイブ・チーム共有が最適化。

💰 個人・予算最小・月 5時間以内

→ CLOVA Note (完全無料・月300分) または VexaScribe 30分無料

🍎 Mac ユーザー・完全ローカル志向

→ MacWhisper — $60 一回払い、Apple Silicon (M1/M2/M3) で高速動作、完全ローカル。

⚖️ 法務・医療・M&A の機密音声

→ Whisper local (Python) — 外部送信ゼロで最も安全。設定は必要だが永続的に安心。

👨‍💻 開発者・自社製品組み込み

→ OpenAI Whisper API ($0.006/分) — SDK 経由で柔軟に組み込み可能。

📊 大量バッチ処理 (月間 10,000分以上)

→ Whisper local + 夜間バッチ または Whisper API — SaaS の月額固定より安く済むケースが多い。

🎯 日本語特化・敬語・専門用語重視

→ Rimo Voice (¥22/分) または Notta Business — 日本語モデル最適化で若干高精度。

ChatGPT 記録モードの実力 (2025年6月ローンチ)

2025年6月に有料 ChatGPT 向けにローンチした「記録モード」の実際の使用感を整理しました。

できること

  • 会議・インタビュー中に録音 → 自動文字起こし (Whisper large-v3)
  • 録音終了直後に要約・アクションアイテム自動生成
  • 文字起こしテキストに対して「重要な決定事項は?」など Q&A が可能
  • ブラウザ拡張機能とモバイルアプリで動作

制限・弱み

  • ChatGPT Plus ($20/月) 以上が必要 — 無料版では不可
  • 話者分離は限定的 — 業務会議では専用ツールに劣る
  • 大量の会議録音を保管・検索する UI が専用ツールほど整っていない
  • Zoom/Meet/Teams への自動参加ボット機能なし
  • チーム共有機能は Team/Enterprise プランのみ

現実的な使い分け

ChatGPT 記録モードが向く: ChatGPT Plus を既に契約している・月 5-10 本以下の会議・録音の後に ChatGPT で追加質問したい。

専用ツールが向く: 月に頻繁な会議録音・話者分離必要・エクスポート形式が多様に必要・アーカイブが必要・チームで共有する。

よくある質問

ChatGPT で音声ファイルの文字起こしはできますか?

無料版の ChatGPT では音声ファイルの直接文字起こしはできません (2026年7月時点)。ChatGPT はテキスト専用モデルで、音声入力は Voice Mode を使う場合のみで、ファイルアップロード形式では処理されません。有料の ChatGPT Plus ($20/月) または Team/Enterprise では 2025年6月にローンチした「記録モード」が使えます。実務的には Whisper large-v3 ベースの専用ツール (VexaScribe, TurboScribe, Notta, MacWhisper など) の方が精度・速度・料金面で優位です。

ChatGPT の「記録モード」とは何ですか?

2025年6月に ChatGPT の有料プラン向けにローンチした機能です。会議やインタビュー中に録音・文字起こし・要約を一体化して実行します。ブラウザ拡張機能またはモバイルアプリで動作します。OpenAI 内部で Whisper large-v3 を使っているため精度は Whisper 系ツールと同等 (日本語で ~92-94%)。デメリット: (1) ChatGPT Plus ($20/月) 以上が必要、(2) 話者分離は限定的、(3) 大量の会議録音を保管・検索する UI が専用ツールほど整っていない。頻繁に会議を文字起こすなら Notta/VexaScribe の方が業務用途に最適化されています。

OpenAI Whisper API を直接使う方法は?

openai.com/api で API キーを取得し、Python/JavaScript から Whisper API を呼び出せます (2026年7月現在、$0.006/分)。開発者向け。実装コスト・エラー処理・UI 開発・保存・話者分離の追加実装が必要なため、非開発者は Whisper ベースの SaaS (VexaScribe, TurboScribe) を使う方が圧倒的に速い。API を検討する用途は: 大量バッチ処理 (月間 10,000分以上)、自社製品への組み込み、社内カスタムワークフロー。

Whisper large-v3 の日本語精度は?

OpenAI Whisper 論文と Open ASR Leaderboard での評価: 日本語クリアな音声で 92-94% (Common Voice、FLEURS 準拠)。実務でよくある会議録音・インタビュー音声では 90-93%。日本語特化ツール (Notta, Rimo Voice) は自社発表で 93-95% とやや高い数値を出しますが、独立ベンチマークではありません (信頼度: 中)。方言 (関西弁・東北弁) や重なり発話が多いと -5〜10%。専門用語 (医療・法律・IT) は用語集を登録できるツール (VexaScribe Pro, Rimo Voice) が有利。

ChatGPT vs 専用 AI 文字起こしツール、どちらが良い?

用途で選びます。ChatGPT (Plus + 記録モード) が向く: (1) 既に ChatGPT Plus を契約している、(2) 会議録音の頻度は月 5-10 本以下、(3) 要約とチャット (Ask about the transcript) を統合したい。専用ツール (VexaScribe/Notta/Rimo Voice) が向く: (1) 月に大量の会議録音がある、(2) 話者分離が必要、(3) TXT/DOCX/SRT でエクスポートしたい、(4) 検索可能なアーカイブが欲しい、(5) チームで共有する。業務レベルなら専用ツールが優位。

GPT-4o / GPT-5 の音声認識機能はどう違う?

GPT-4o (2024年5月ローンチ) と GPT-5 (2025年下半期予定・時期は流動的) は「マルチモーダル」対応で音声を直接入力できますが、これは Voice Mode (対話) 用途です。ファイルアップロードによる音声文字起こしとは別機能で、内部的には Whisper 系モデルを呼び出しています。GPT-4o の音声入力機能では、リアルタイム音声対話 (質問→回答) は可能ですが、1時間の録音ファイルを一括で文字起こしする用途は「記録モード」または API 経由で Whisper を呼ぶ方法が正解。

ChatGPT で文字起こし + 要約 を同時にできますか?

はい。ChatGPT 記録モード (Plus 以上) または ChatGPT に文字起こしテキストを貼り付けて「この会議を要約して、アクションアイテムをリストアップして」と依頼する方法があります。後者のワークフロー: (1) VexaScribe / Notta / Whisper local で音声を文字起こし → (2) テキストを ChatGPT にコピー → (3) 要約プロンプトで整理。この 3ステップが 2026年時点で最も柔軟な運用です。専用ツール (Notta Brain, VexaScribe AI 要約) は 1ステップで完了しますが、要約のカスタマイズ性は ChatGPT の方が上。

無料で AI 文字起こしを試すには?

6つの選択肢があります: (1) CLOVA Note — 完全無料・月300分・LINE/NAVER, (2) VexaScribe — 30分無料・カード不要, (3) Notta — 月120分無料, (4) LINE WORKS AiNote — 月300分無料・話者分離業界最高, (5) TurboScribe — 3ファイル/日無料, (6) Whisper local — 完全無料無制限・Python 必要。ChatGPT で無料に試したい場合は Voice Mode (対話) はできますが、ファイルアップロード文字起こしは有料プランのみ。

Whisper local を PC にインストールする方法は?

1) Python 3.8+ をインストール, 2) pip install openai-whisper (Whisper のインストール), 3) ffmpeg をインストール (Windows: winget install ffmpeg / Mac: brew install ffmpeg / Linux: apt install ffmpeg), 4) コマンドラインで `whisper 音声ファイル.mp3 --model large-v3 --language ja` を実行。処理速度: CPU で 1時間音声 → 30-60分, GPU で 5-10分, Apple Silicon Mac で 10-15分。GUI が欲しい方は MacWhisper (Mac) や WhisperFrontend (Windows) を推奨。

ChatGPT / OpenAI 経由でアップロードしたデータは学習に使われる?

ChatGPT の無料版・Plus プランでは、OpenAI がデータを AI モデル学習に使う可能性があります (プライバシー設定で「Improve the model for everyone」をオフにできる)。Team・Enterprise・API では学習に使われないポリシー。専用ツールでも VexaScribe, Notta, LINE WORKS AiNote は「顧客データを学習に使用しない」と明示。機密音声を扱う場合は明示的な学習不使用ポリシーがあるサービスか、Whisper local (完全オフライン) が最も安全。

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